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ハジ(弟)のDjent大好き【第3回】 ~Djent&メタルコアのベースの音作り Axe-Fx2 XL+編~

「こんにちは!ハジェントことハジ弟です。
最近すっかり涼しくなりました。とはいえまだ晴れの日は暑い日も多いですね...
ハジは冬が好きなので、この冬が来る前の秋到来!って空気、大好きです。
とはいえ日によって温度差が激しいですので体調管理にはお気をつけて!」


去年の9月頃にここまで書いて半年以上全く手つかずというサボりっぷり。更新遅れてすみませんでした...というかハジェントは今考えたらヤバすぎる

それはさておき皆様お久しぶりです!ハジ弟です。
...DarkglassとかBIAS HEADの記事とか投稿してたのでそうでもないですね!
プチお久しぶりです。


Darkglass Microtubes900の記事はコチラ↓
ハジ弟の”Darkglass MICROTUBES 900" 徹底解説! - 島村楽器 梅田ロフト店 シマブロ

BIAS HEADの記事はコチラ↓
ハジ弟のBIAS HEAD徹底解説! - 島村楽器 梅田ロフト店 シマブロ


秋も終わり...冬に入り...年も明け...春も過ぎ...気付けば7月...なんと前回の更新は丁度1年前!間が空きすぎでは?
大変遅くなりましたが、ようやくDjent大好き第3回目です。前回は生アンプとコンパクトエフェクターでどうやってベースにおけるメタルコア&Djentな音作りをするかを解説させて頂きました↓

umeda.shimablo.com

そして今回はお待ちかね、Axe-Fx2でのベースのメタルコア&Djentの音作りの解説です!!
今やメタルコアやハードコア界隈のバンドマンでお持ちの方も多いAxe-Fx2。
早速解説といきたいところですが、その前に。
Axe-Fx2って何!という方の為に簡単に説明させて頂きます!



Fractal Audio Systems Axe-Fx2とは

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Axe-Fx2 XLとは、世界最高峰のギターマルチプロセッサです。
Axe-FxはFractal Audio Systemsミュージシャンのライブにおけるラックシステムの運搬や管理の大変さを無くす為に、オールインワンの、これ1台で膨大なラックシステムの代わりを務めることができるラックプリアンプ&エフェクターです。
要するにアンプシミュレーターと一般的にギターで使われるエフェクターをほぼ全て網羅したプリアンプですね。
Axe-Fx2の圧倒的なまでのクオリティとリアルなサウンドは他の追随を全く許さないレベルと言えるでしょう。
使用アーティストの欄にも錚々たるメンツが沢山おられます↓ というか多すぎて全部見るのめっちゃ時間かかるッス

www.fractalaudio.com


日本人で使用している方達も著名なアーティストばっかりです↓
Axe-Fx II XL + | Okada-International


とプロにも愛用者が多いAxe-Fx2。
しかしこのAxe-Fx2、使いこなすのが非常に難しいという多機能だからこそ発生するデメリットが存在します。なんだそれ
なので憧れのあのベーシストみたいな音を出したいけど音作りが上手くいかない!という方多いと思うのですが、めっちゃ分かります。そり☝
僕も昔、島村楽器神戸三宮店で働いていた頃に店頭のAxe-Fx2めっちゃ弄ってたんですけど、全然いい音出せなくてヒイヒイ言ってました。

ちなみに僕は「憧れのAdam "Nolly" Getgoodのような音を出したい...」とずっと思っていましたが、当時高2の僕はAxe-Fx2なんて高くて買えなかったので、Nollyがレコーディングで使っている機材を買い漁ったりしてAxe-Fx2を使わずにNollyの音に近づけるように音作りめっちゃ頑張ってました。
結構個人的には良い線いってたとは思うんですけど結局満足したサウンドは出せなくて、その後はNollyから離れ自分のサウンドを出すことを追究してましたね~

さて、今回はAxe-Fx2でMemphis may fireCrystal lakeのようなバッチバチのメタルコアサウンドのプリセットの作り方を解説します!
Nollyっぽいサウンドの出るプリセットも作ってみましたが...正直あまり自信がありません(泣)
一応音源は公開するだけします!採点お願いします!!笑


というわけで


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はい作りましたー!!
それでは早速解説をしていきましょう。

この「BH respect Heavy Bass(^o^)」というふざけた名前のプリセットですが、Metalcore向けのゴリッゴリのメタルコアサウンドのプリセットになっています。
今回このプリセットは、Memphis May FireやERRA、Invent Animate、Crystal Lakeなどのミキシング・マスタリングを手掛けているBrian Hoodというエンジニアのベースサウンドを主軸として僕なりにアレンジして作成しました。

基本的にこれはよくある手法なのですが、ベースの信号をAxe-Fx内で2系統に分け、それぞれにFilterをかけて信号を帯域別にローとハイに分けています。
一応説明しておくと、InからOutまで1直線に繋がっているラインがロー側、下から2つ目の途中からセパレートしているラインがハイ側になっています。

まずロー側ですが、

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このようにFilterを使い極端なローパスをかけ、330Hz付近の帯域から上をバッサリカットしちゃいます。トレブルなんぞ要らんのだ...
なぜこんな極端なローパスをかけるのかというと、歪みであるハイ側にアタックの役割を任せてしまうことで、タイトなローエンドサウンドとゴリゴリに歪んだハイがキレイに混ざってくれるからです。
Axe-Fx2をお持ちの方はこのプリセットと同じセッティングにして、Filterだけをオフにしてもらえれば僕の説明したことの意味が分かるかと思います。
勿論店頭でもお試しになれますのでみんな梅田ロフト店にベースを持って!集合だッ!!!!


次はComp。

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タイトなサウンドにする為にかなり深くかけます。
こうすることで必然的にローエンドが太くなるので、歪んでいるハイ側の音に負けない音になります。


次にアンプ

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モデリングはSV Bass(Ampeg SVT)で、ゲインとLEVELをかなり上げ目にして自然な歪みプラス。EQはほんの少しだけドンシャリ気味。
Axe-Fx2のアンペグのモデリングはかなりローが膨らむので、DEPTHは0~2の間ぐらいで丁度いいと思います。
あとグライコも結構弄っていますが、それはAxe-Fx2を持っている方と店頭に来て頂いた方限定でお見せするって感じでよろしくです!姑息感


最後にキャビですね。

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Axe-Fx2のベースアンプ&キャビはかなりローが膨らむ傾向にあるので8x10 SV BassでマイクはSM57を使用。これが一番タイトでローがスッキリした音が出るなと思ったのでSM57をチョイスしました。


ロー側は以上になります!お次はハイ側。
まずはフィルターの設定です。

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今度は1361Hzまでをバッサリカット。
こうすることで1kHz辺りの帯域が必然的にポッカリスッキリするので、ボーカルやギターのサウンドの邪魔をしないサウンドになります。
ここはベースによって変えるのが良いかと。


次にComp。

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こちらは少し深めでアタックは少し遅め、リリースは少々開き目って感じですが、ここは好みで良いと思います。あんまり潰しすぎると何弾いてるか分からなくなってしまいますし。気持ち効いてるかな~ぐらいが良いかなと!


次にGate。

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基本的には第2回と同じ要領です。ゲインが下がらないギリギリまでリダクションして、あとは右手と左手で。
アタックは最短でバッツバツのサウンドにしましょう。リリースを開きめにしてるのはロングトーンでの歪みの乗りをよくするためです。
HOLDは最短でなくてもOKです。


次にAmp。

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アンプはHerbie Ch2+を選択。Diezel Herbertのモデリングですね。ここもアンプのチョイスは基本的に好みでOKです。
今回はシンセっぽい歪みになるHerbieをチョイスしましたが、個人的にはより生っぽい歪みにしたい場合EVH5150ⅢやPeaveyもアリかと。
意外とMarshall系も合ったりしますので、色々試してみて貰えれば!


次にCab。

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IRはCab1と同じ8x10 SV Bassを使います。
ロー側と同じサイズのキャビIRsを使うことでサウンドに統一感を出し、よりそれぞれが混ざりやすいように意識しています。
マイクはD112を使用。これが一番ゴンゴンした金属感が出る...ような気がします(個人差アリなのでここも好みでどうぞ)


ロー側はここまでで終りでしたが、ハイ側はCabの後にもう一度フィルターをかけます。
設定はハイ側の一番頭に置いたFilterと全く同じです。
何故もう一度Filterをかけるのかというと、Cabシミュを通すことで、最初にカットした1300Hz以下の帯域の音が出てしまうからです。
出ていない帯域の音を無理に上げているのと同じ現象が発生していますので、やはり不自然なサウンドになってしまいますし、
何よりロー側と音が被ってしまいローが膨らみすぎてしまいます。
ですのでもう一回ハイパスフィルターをかける...というワケなのですね。


さて、ここまでそれぞれのエフェクトブロックの解説を致しましたが、やはり実際にサウンドを聞いて頂かなければ始まりませんよね。
というワケで簡単に録ってみました。


まずは普通のジャズベで↓

youtu.be

Clean→Metalcore→Nolly意識系サウンドの順番です。

Metalcoreサウンドではかなりエンハンスされた、ゴリっとした金属音的なサウンドにしてみました。
まさにMemphis may Fire!この音でMetalcoreバンドのコピバンとかやるとめっちゃ楽しそうですね笑

Nollyサウンドは歪みの質感を少しミドルよりにしてクリーントーンはあまり大きく変化させないようにして作ってみました。
やっぱ難しいです...無理です...笑


MUSICMAN StingRayでも録ってみました↓

youtu.be

「ギャギャギャギャギャーーーーーッ」という感じのサウンドになりました。やはり竿が違うとサウンドもかなり変わりますね。


はい、以上がAxe-Fx2におけるメタルコアサウンドの音作りの仕方でございました。
Axe-Fx2だけでなく、DTMでも応用できるかと思います...参考になれば幸いでございます。

店頭にてAxe-Fx2をご購入いただいた方にはプリセットのプレゼントも行っておりますので是非!お買い求め頂ければ...と思うのですが...笑
よろしくお願いいたします笑


さて、それではDjent大好きVol.3は以上とさせて戴きます。
Nollyっぽいサウンドの作り方は店頭で僕に聞いて頂ければと思います。ご来店お待ちしております!
果たして次回はいつになることやら...てかもう語ることがない気がします。
またお会いしましょう~ハジ弟でした。

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